時短!ガス乾燥機の勧め
「休みの日に溜まった洗濯をしたいと思ったのに、また雨・・・」
「明日着ていきたい服だけど今からじゃ間に合わない」
「雨ばかり続いて部屋干しで臭いも気になる」
「仕事に行く朝は干す時間さえ勿体ない」
「冬の朝、洗濯干す時手がかじかむ」
「朝、すっぴんで干す時日焼けが気になる」
「外に干して出掛けたら雨で濡れてしまった」
「クリーニングに毛布持って行くのが大変」
「乾燥機にかけても中々乾かずイライラする」
洗濯~乾燥に於ける家事負担は相当なものだと思います。ある調査によると、6割位の家庭で洗濯乾燥機を購入しているのに、屋外干し約8割、部屋干し半数近く、乾燥機を使用しているのは1割にも満たない、というから驚きです。わが家では洗濯後の乾燥としてガス式乾燥機を使用しています。電気式に比べてガス式を導入している人の割合は少ないと思うので、参考にしていただければと思います。
部屋外干しが出来なくなったわけ
以前は、2階のベランダ(6帖の専用洗濯干し場)に屋外天日干しでした。私が会社勤めをしていたため、ずっと母が洗濯カゴを持って階段を一日2往復していました。
やがて、母の様子を見かねた父が洗濯干しの担当になりましたが、その父も足が弱くなると階段を這いながらの昇り降りとなってしまいました。
出勤前に私が干しても、洗濯の取り込みは結局、父が階段を這って行かなければならず、乾燥機の導入を考えるようになりました。
家庭用ガス式乾燥機の存在を知る
そのような時、オール電化住宅を建築した知人から、ガス乾燥機を使うためだけに敢えてガス(プロパン)の配管工事をしたのだと聞かされました。そこまでしてまでのガス乾燥機って?と、その存在を知ると共に、改めて電気式との比較をしてみました。
そして解った、ガス式の主な長所短所が次の通りです。
■長所
- 乾燥時間が早い。(同じ洗濯量なら電気ヒートポンプ式の約1/3)
- 仕上がりがふんわり(ガス>電気>日干し)柔軟剤要らず。
- 生乾き臭いがしない。(菌の減少率99.9%)
- 洗濯と乾燥が同時にできる。(2回以上の洗濯に時短)
- 糸くずフィルターが前面にありお手入れが簡単。(電気式は奥)
■短所
- 電気式単独タイプよりはコストが高め。
- ガス管接続工事、排湿ダクトの配管工事(外壁穴開け・フード)が必要。
ガス乾燥機は簡単に導入できるか
ガス式の長所は魅力いっぱい。問題は短所をクリアできるか?と言う事になります。
短所1のコストについて
電気式の主流であるドラム式洗濯乾燥機の高機能機種とは殆ど変わらない。
短所2の工事について
ガス管接続は、親戚のガス業者さんに相談したところ、今設置してあるボンベから分岐して乾燥機設置場所まで接続してくれる、との事。(部品代だけで済みました!)
排湿ダクトについては、知り合いの電気業者さんに外壁に穴を開けフードを取り付けてもらえる事になった。(心ばかりの謝礼で済みました!)
これで短所と思われる部分が解決し、導入に踏み切りました。
勿論、わが家の場合は、工事業者さんが良心的な対応で恵まれましたが、わからない場合は、購入するガス会社やメーカーで工事を請け負っていただけますのでご安心ください。料金については家の環境によって違いますので、現場調査して見積もりをいただいて下さい。
いざ、ガス乾燥機を使ってみて
結論から言えば、私にとってはいいことしかありませんでした。
- 両親が階段の昇降から解放された。
- 乾燥時間がビックリするほど早い。
- 洗濯と乾燥が同時にできる。
- 昼でも夜でも一日何回でもできる。
- 雨や雪など悪天候に左右されない。
- 下着など見られずに済む。
- 花粉や虫の心配が要らない。
- 背の低い私でも簡単に届きお手入れ簡単。
- ふんわりするので柔軟剤が要らない。
- 柔軟剤・クリーニング代が掛からなくなった。
- ガス料金は1ヶ月1000円増えた程度。
などなど。特に電気乾燥機との大きな違いは、ガスの力で乾燥させるためとにかく早い(電気式の1/3~1/5位の時間)というところです。わが家では普通の洗濯量で30~40分、量が多い時や毛布など厚手のものでも50~60分ほどです。乾いたバスタオルなどを入れると水分を吸ってくれることで時短になります。
時短で洗濯物が乾いてくれれば、屋外や部屋干しする家庭もぐっと減るのではないでしょうか?共働き家庭ならば、朝食前に洗濯して出掛ける前に乾燥が終わっていたり、夜入浴中にその日に脱いだ服を洗濯し、就寝前に乾燥まで終わっていたり、と言う事もあるでしょう。
早起きだった母が元気な頃は、朝食前には洗濯物を畳み終えていたものです。今やどんなにお天気がいい日でも乾燥機に頼りっぱなし、ガス乾燥機のない生活なんて考えられません。雨の休日、普段の洗濯に加えシーツや毛布・こたつ掛け・座布団カバーなど6回も洗濯をしたことがあります。雨の日に6回もの洗濯・乾燥が可能なのです。
これから来る鬱陶しい梅雨は、ガス乾燥機の有難さをしみじみ感じる季節です。
※因みに、ガス衣類乾燥機メーカーは、リンナイ のみです。