Monologue

ヒ・ト・リ・ゴ・ト

出窓って

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今年の夏、ホントに暑い。エアコンを入れている部屋以外は窓を開放したい。

しかし、いつも思うのです。何で、ここ出窓にしたかなあーって。

わが家の出窓5ケ所について思うところ。

  • 居間の出窓・・・本や飾り物で埋められているが、わが家のように部屋で使いたい(外部から見られたくない)場合は、窓側に目隠しを取り付ける事。ドレープでスペースを取ってしまうカーテンより、スッキリしたブラインドかロールスクリーンがおすすめだが、遮光のできるブラインドが適している。わが家では事務所にありがちな無機質なものではなく、柱と同じ飴色の木製ブラインドにしたことでインテリアに馴染んでいる。反対に、道路に面した出窓の場合、見られることを意識して花を飾ったり、クリスマスシーズンにはイルミネーションなどで演出できる。その場合は、壁に沿ってカーテンかローマンシェードでスタイルを作る事で室内からも室外からも素敵な窓に。
  • 寝室・書斎の出窓・・・骨董品の好きな父のために出窓内に飾り棚を2段作りギャラリー風にした。書斎の出窓前には奥行き45cmのカウンター机があるが、ここに座ると骨董品が目の前にありその奥の庭も眺められお気に入りの場所となった。手を伸ばせば窓の開閉もできる。同じように作った寝室の出窓の前には父母のベッドが二つ置かれ、窓の開閉はベッドに上がらなければできない。が、同じ空間の二つの出窓は統一感があり、雰囲気を醸し出している。この出窓は窓枠に合わせた白木調のブラインドにしたが骨董品が映える。
  • キッチンの出窓・・・どこの家もキッチンの出窓には調理用具やキッチン小物を置いてしまってはいないだろうか。わが家も例に漏れずである。キッチンの窓は型(透明でない)ガラスが一般的だが、外から鍋や洗剤などと察しがつき見た目も悪い。背の低い私にとって一番困るのは、窓の開閉ができないことである。窓の設置位置が高いこと、出窓前には奥行き65cmのシステムキッチンがあることで踏み台に上がらないと手が届かないのである。これはいちいち面倒だ。
  • 浴室の出窓・・・ユニットバスにリフォームした時に、浴槽は人造大理石に、窓は広く明るくしたくて一間の出窓にした。窓が大きいという事は明るく開放的で換気も多くできるのだが、防犯面からは逆になる。侵入を防ぐための窓格子や型ガラスから現れる裸のシルエットの目隠しのためのブラインド設置が必要となった。結局、夜はブラインドを降ろすため出窓感が無くなる。浴槽に入らないと窓の開閉ができず、災害に備えていつも水を張っておくわが家では殆ど窓は開けなくなり換気扇を回すだけに。出窓スペースに何も置くことはなく掃除箇所も増え、これはコストだけ掛かって大失敗である。

如何でしたか?私にとって、居間や書斎の出窓は正解でしたが、キッチンや浴室のように開閉やお手入れが難しい出窓は不要と感じました。これから新築やリフォームをお考えの方はご参考に。勿論、背の高い方や私のようにものぐさでない方にとって出窓は開放的でプラスアルファのスペースです!