Monologue

ヒ・ト・リ・ゴ・ト

コロナ禍の介護施設面会で思う

コロナ感染者が、東京では昨日今日と連続で100人超え、私の住む地域でも約2ヶ月間0だった感染者数が少しずつ報告されてきている。県をまたいでの移動が出来るようになったため予想はされるのだが、特に怖いのは医療・福祉施設への感染拡大だ。

介護施設入所中の両親との面会制限が解除になりまもなく1ヶ月。その状況は・・・。

両親の施設(どちらも老健)共に、一日一家族2名まで、面会時間は10~15分程度。父の施設では今週から、面会者の多い日曜日は完全予約制となった。

いずれも受付で面会者情報のほか、検温・感染症状を記入。面会制限解除といっても、ある程度の制限は課されたままだ。短い時間の中で、少しでもコミュニケーションを取ろうと手を握ったり話しかけるが、マスク着用とはいえ大声も出せず、耳が遠い両親に顔を近づけて話すため、私から感染させるリスクがあるのでは、と感じてしまう。

ということは、常時介護する職員にあっては、密着度が高く接する時間も長いため、相当なリスクを抱えていることになる。

そのための ≪面会時間10分程度≫ なのだが、先日、一人では食事摂取が難しく必要量が取れていない母に、少しでも多く食べてもらいたくて介助した。嚥下機能が低下しているため時間が掛かり、介助しても食事を終えたのは母が一番最後だった。その時は、母の役に立てたと思ったが、ただの自己満足だった。帰る時には30分を過ぎており、振り返ると自分の行動が怖くなってしまった。

父と母とヶ所の介護施設に毎週通う私は決して感染してはいけないのだ。自分に症状がなくても父母に感染させてしまったら、簡単に入所者や職員の方々に移ってしまいクラスター発生につながってしまう。しかも重症化しやすい人達ばかりなのだ。

   多くの人のため自分が感染源になりませんように。 f:id:pyutan:20200704022419j:plain